室内に侵入してくる場合も報告されている

修理隊

日没後に活動をするモンスズメバチ

東南アジアに生息するヤミスズメバチ属3種のみが夜行性の種として知られていて夜間灯火に飛来して刺傷被害の原因となっていますが日本には生息していないことが判明しています。
日本に生息する3属16種のスズメバチは、いずれも昼間に活動していますが、モンスズメバチのみが日没後も数時間程度、巣外で活動することが知られています。
そのため巣が近くにあると街灯に群がったり室内に侵入してくるなどといった相談が寄せられることもごくわずかですがあります。また、アウトドアでキャンプをしているとテント内に働きバチが飛来してくるといったことも報告されています。
刺傷被害の情報が得られましたのでご紹介したいと思います。

郊外の公園の昆虫を探す目的で夜間灯火採集を実施していたところ、100頭以上ものモンスズメバチが灯火に集まってきて2人が刺されたとのことでした。時間は午後9時過ぎで、この日の日没は18時30分ですから、日没後約2時間経過していました。
緑地内は他に照明がまったくなく灯火採集の明かりに集中的に引き寄せられたものと考えられますが極めて多数の個体が灯火に集まったことから比較的近くに巣があると思われました。
その後、現場で調査を行ったところ100m程離れた高台で巣を確認して巣を駆除しました。社会寄生する蜂ですので巣は放置されたミツバチの巣箱内に作られていることが確認されました。巣盤数7層、育房数4368房とかなり規模の大きな巣で駆除することに成功した実例となります。

日没後の蜂の活動

一般的に、蜂は日没後には活動を停止し、巣に帰っていることが多いです。ただし、照明や人工光に誘引されることがあるため、夜間でも注意が必要です。特に、街灯や車のヘッドライト、人工的に照らされた建物の周辺に巣がある場合は、蜂が飛び出してくる可能性があります。夜間に蜂の活動がある場合は、蜂が何らかの刺激を受けて興奮している可能性があるため、避けることが望ましいです。

全ての蜂が活動を止めるのか?
全ての蜂が日没後に活動を止めるわけではありません。例えば、夜行性の蜂であるヤブハナバチやツチハンミョウなどは、夜間に活発に活動します。また、スズメバチなどの一部の蜂は、日没後も活動を続けることがあります。ただし、多くの蜂は日没後には巣に帰り、活動を停止する傾向があります。

夜間に活動する蜂の蜂毒について
一般的に、夜間に活動する蜂の中には、人間にとって危険なものが存在する可能性があります。例えば、ツマグロヒョウモンナガバチやクロツヤハナバチなどの夜行性蜂は、蜂毒が非常に強力で、刺された際には重症化することもあります。
夜行性蜂に刺された場合は、速やかに医療機関での治療を受けることが重要です。蜂毒が全身に回る前に、抗ヒスタミン剤やステロイド剤などの治療が必要となります。また、刺された部位を引き締めることや、刺された箇所を擦ったり触ったりすることは避けるようにしましょう。

蜂が日没後に活動しない理由
蜂が日没後に活動しない理由は、以下のような要素が関与しています。

・光の影響: 蜂は光に強く引かれる昼行性の昆虫です。日光や明るい光を利用して餌を探し、巣に戻るため、日没後には活動が減少します。
・温度の影響: 蜂は体温を保つために一定の温度が必要です。日没後は気温が下がり始め、蜂の活動に適さない寒冷な環境になるため、活動を控える傾向があります。
・エネルギーの節約: 蜂は巣に戻って休息し、エネルギーを節約することが重要です。日没後は餌が少なくなるため、蜂は巣内で静止し、体力を回復させる時間として利用します。

以上の要因により、蜂は日没後に活動が低下します。ただし、特定の蜂の種類や環境条件によっては、一部の蜂が夜間にも活動することがあります。したがって、蜂に遭遇する可能性がある場合は、常に警戒心を持ち、適切な予防策を取ることが重要です。


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